この仕事を始めてから色々な方と話をしていますが、補助金と給付金・支援金が混同されているケースがよくありました。
恐らくコロナの影響で、事業者向けの給付金・支援金が身近になっていたことも影響しているのではないかと思います。
インターネットの情報には「最大〇〇〇万円が貰える」のような見出しが流れていることもあり、その断片的な情報だけを見て期待してしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は、補助金と給付金・支援金の違いをあらためて自分なりに整理してみました。
【補助金】
使った費用の一部を補填されるもの(使用用途が決まっているお金)
【給付金・支援金】
条件に応じて現金が支給されるもの(自由に使えるお金)
法律的なことや政策的なことはさておき、貰う側の目線でざっくり言えば上のような分類になるかと思います。
また、補助金と助成金も一緒にされがちです。
一般論では、経済産業省が所管するものが補助金、厚生労働省が所管するものが助成金と区別されています。
しかし、経済産業省以外が所管する補助金は普通に存在していますし(農水省や地方公共団体)、助成金も同じことが言えます。
貰う側の目線では、どちらにしても「使った費用の一部を補填されるもの」なので区別する必要はないのかもしれません。
(目的や手続き等は異なりますが)
まとめると、補助金や助成金は、使った費用の一部を補填されるものなので、最終的には、どうやっても自社(自分)の持ち出しが発生します。
具体的には500万円の設備を買って、250万円補助金が出たとしても、残りの250万円は自腹になるわけです。
つまり補助金を貰ったからといって、即座に現金が増えるということはありません。